しみない白髪染め専門店を作った理由

美容師の努力でカラーの刺激は減らせる

正直に言うと、
昔の私は「白髪染めって、多少はしみるもの」だと思ってました。

「ちょっとピリピリしますね」
そう言っても、我慢してくれるお客様がほとんどで、
業界的にもそれが普通、みたいな空気があったんですよね。

でも、ある日。
今でもはっきり覚えている出来事がありました。

40代後半のお客様が、カウンセリング中にポツッと言ったんです。

「本当は…染めるの、ちょっと怖くて」

理由を聞くと、
前の美容室で白髪染めをしたとき、途中からヒリヒリが強くなって、
流す頃には頭皮が真っ赤になっていたそうです。

「帰り道もズキズキして、
家に着いてからも痛くて、全然眠れなくて…」

その瞬間、
「これは“仕方ない”で済ませちゃダメだな」
そう思ったんです。

よく聞く話ですよね。

敏感肌だから
年齢のせいだから
白髪染めは刺激が強いから

もちろん体質も関係します。
でも正直に言うと、それだけじゃないなと感じています。

実際に見てきて思うのは、
しみる原因の多くは「やり方」だったりします。

一つずつ振り返ってみると、こんなことが多かったです。

薬剤を急いで混ぜている
塗るスピードを優先して、頭皮にベタッとつけている
必要以上に強い薬剤を使っている
流すときのお湯が熱い
頭皮保護が形だけになっている

どれも、忙しいサロンではありがちなことなんですよね。
私自身も、正直やっていた時期があります。

でも、「しみない白髪染め」をやろうと思ったら、
ここを変えないと無理だな、と思いました。

薬剤の作り方

白髪染めの薬剤って、
混ぜ方と混ぜる時間で、刺激がかなり変わります。

しっかり混ぜて、反応を落ち着かせてから使う。
それだけで、「あれ?」ってくらいピリつきが減りました。

塗り方

頭皮にグッと押し付けるような塗り方はやめました。
ハケを寝かせて、なでるように塗る。

白髪はしっかり染めたい。
でも、頭皮にはなるべく触れさせない。
この意識だけで、反応が全然違います。

流し方

ここ、かなり大事です。

38〜40℃くらいの、少しぬるめのお湯で流します。
熱いお湯って、染めた直後の頭皮には
思っている以上に刺激になるんですよね。

頭皮保護

とりあえず塗る、ではなくて、
しみやすいところを見て、必要な部分だけに使う。

全部ベタベタにしない。
これも、かなり差が出ます。

どれも地味です。
でも、全部やるとちゃんと変わります。

最初に、とある40代のお客様を染めた日。

塗っている途中、何度か聞きました。

「今、大丈夫ですか? しみてないですか?」

返ってきたのは、少し不思議そうな声でした。

「え?
あ、全然なにも感じないです」

流し終わって、鏡を見たときも、

「染めたのに、頭が軽い感じがします」

そう言ってもらえて。
その表情を見た瞬間、
「これを続けよう」って、自然に思いました。

白髪は気になる。
でも、染めるのがちょっと怖い。

この悩み、本当に多いです。

我慢しながら染めている
間隔を空けすぎて余計に気になる
美容室に行くのが憂うつになる

でも、本当は我慢する必要はないと思っています。

白髪染めって、
痛みに耐える時間じゃないんですよね。

安心して、
リラックスして、
「来てよかったな」って思える時間でいい。

当店では、しみない白髪染めを前提に、

最初に頭皮の状態をしっかり確認
刺激を抑えた薬剤設定
丁寧な薬剤調合
頭皮に触れすぎない塗布
ぬるめのお湯での流し
必要な部分だけの頭皮保護

こうしたことを、当たり前にやっています。

施術後には、軽いヘッドスパも入れて、
染めたあとに違和感が残らないようにしています。

白髪を染める時間というより、
安心して過ごせる時間になればいいな、と思っています。

もし、

白髪染めがしみるのを我慢している
本当は染めるのがちょっと怖い
でも白髪はどうにかしたい

そんなふうに感じているなら、
一度、体験してみてください。

しみない白髪染めをすると、
白髪染めの時間そのものが、だいぶ楽になります。

そして、
「次もここでいいな」
そう思ってもらえるはずです。

白髪染めを我慢しなくていい毎日を、
Altoで始めてもらえたら嬉しいです。

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