「美容学校」を選んで後悔しないために
美容師は決して楽な仕事ではない
私が専門学校に通っていた時代はアシスタントが4年となっており、しかも当時の同級生はほぼ就職したら終電まで練習するというのが分かったうえで美容師を選んでいました。
今思えば異常なことですし正当化するつもりも、今がダメというつもりもありません。
でも美容師を志した方、これからなろうとしてる方は考えてほしいんです。
自分はなぜ美容学校に行ったのかと。
今の学生さんを見ると3割以上は「なんとなく」だったり、ましてや「勉強したくないから」という子も居ます。
選ぶのはいいんです。困るのは自分なので。
ただ、「楽」となると話は別。正直楽で選ぶ仕事ではないかなと。
楽したいのなら日本の場合大学に行った方がはるかに楽な道を歩めます。
大卒っていうだけで美容師よりもはるかに仕事を選べますし初任給も最低賃金は貰えますし。
美容師は売上を上げないといけないので覚悟がない子がなるとしんどいです。
低価格の店で集客してるから大丈夫。という美容師を数多く見てきましたが40歳過ぎてからの給料考えているのかなと心配です。
企業で働いている40歳以降の方達は生き残っている方限定になりますが下手したら同期の倍以上の給料を手にしています。
美容師はどうでしょう。
40歳で社長以外の従業員は稼いでいるように見えますか?
美容師は40歳でほとんどが給料が下がります。理由は簡単で需要がないからです。
技術が仮に同じだった場合にわざわざおじさん美容師を指名する人はいません。
でももう何年もやってきているし、これから他の仕事なんて無理だろう!と嘆いていませんか?
大丈夫です。
美容師40歳定年説はあくまでもデータの話。
選ばれる側になればあなたは人気美容師として居続けることが出来ます。
本気で売り上げたい。見返してやりたい。自分の大切な人を値引き無しで店に来させたい。
そんな熱い思いがある方は必ず人気美容師になれます。年齢は関係ありません。
今回は美容師を12年勤め33歳で独立して現在36歳の私がこれまでにやったことを10個に絞ってお伝えしていきます。
美容師を続けるために実践した10のこと
- 女性友達で練習
- カウンセリング実践
- 清潔感
- 勉強する癖をつける
- 向上心の無い美容師とは関わらない
- 笑顔
- 美味しいものにお金を払う
- 行きたいところに行く
- 美容師を辞める
- 転職する
女性友達で練習
まずは接客が大事です。
なにはどうあれ美容師としてモテないとあなたは売れる美容師にはなれません。
美容師の接客の基本は
「悩みを聞く」「提案」「解決」ですが
特に男性美容師は悩みを聞くことが苦手です。
出来てるわ!と今思った方。これが危ないです。
本当のことを言われるとたまに表情が変わる美容師がいますが、お客さんは怖いと感じます。
女性はあなたが思っているよりはるかに繊細だということを理解しましょう。
男性はすぐに解決をしようとします。私も妻によく言われます笑
おじさんはすぐにいらんアドバイスをしたがります。
女性から言わすと「マジでいらない」です。聞いていないんですよ。それがわかってない。
女性友達を接客するとよくわかります。仕事の愚痴、彼氏、旦那の愚痴。
黙って全部吐き出させていますか?
ルンバあるよとか、食洗器買えば?とかほんといらないんで気を付けましょう。
何も言わずに接客をしてみて「今日の自分がどうだったか」を聞きましょう。
女性は正直です。
あなたが話やすいか、聞いてくれるからつい色々話してしまうと言われるようになったら美容師としては合格点です。
ちなみにですが女性美容師も会話泥棒が多いので気を付けましょう。
特にペット買っている方は要注意。
お客さんが犬の話をしたとたんに「わかります~うちのワンちゃんも~」と自分の話をしてしまう方は多いです。「この人話を聞けない人間なんだな」と思われた時点で人は話さなくなります。
自分ばかり話しているなというときは気を付けましょう。
カウンセリング実践
先ほど友達で練習したあなたは実践あるのみです。ここでは聞く項目をお伝えします。
初回のお客様に聞く項目は5つだけです。
「今の髪型の不満はどこか」
「前回切った後はどこが気になったのか」
「今後髪型をどうしたいのか」
「スタイリングはどうしているのか」
「今日はならなくても大丈夫かどうか」
これらを聞くだけで周りの美容師と差別化が出来てあなたに切ってもらう理由が生まれます。
清潔感
選ばれるためには清潔感が必要です。
美容師しかやっていないと
気付いたら何年も同じ服を着ている
なんていうことが多いです。自分に厳しく改めて鏡を見て服装が店にマッチしているか、年齢にあっているか、客層にあっているかを考えましょう。
異性の知り合いに服がおかしくないか聞いてみることをおすすめします。
ヒゲは似合わないなら剃る。厳しいですがヒゲは時代遅れなのでやめた方がいいです。
ここ数年は本当に女性の評判が悪いです。
どうしても残すならバリカンでキレイにトリミングしましょう。
ヨレヨレのシャツ、色あせたTシャツ、汚れた靴、毛玉だらけのセーターは捨てる。
あとバンダナやサロペットなどの個性派な服も人によっては印象がとても悪く見え、だらしない印象に見える服装は避けましょう。
30歳を過ぎたら男性女性に関わらず高いものでなくてもいいのでジャケットの方が無難です。不思議と上手そうに見えます。
勉強する癖をつける
さて
勉強から逃げてきた美容師の皆さん。やってきましたよ。
残念ながら接客を選んでしまった時点で関わる人が不特定多数なので、最終的に情報量がものを言います。
美容室に勤めている方が同じ業界のことしか知らないという方も多いです。
美容師は時事問題が苦手です。
正直しなくても困らないですがなぜこの問題が起きているのか。自分の考えだと解決できるのか。
それは髪型でも同じです。なぜ耳上の髪を短くすると「はねる」のか。
これを説明出来る美容師はほとんどいません。
だから選ばれないのです。
目の前の自分が担当しているお客さんの髪くらいは「なんでこの長さなのか」「なぜ希望より襟足が長くなるのか」「なぜ前髪が作れないのか」「なぜパーマをかけたくてもかけれないのか」は理由を説明して安心させてあげましょう。
向上心の無い美容師とは関わらない
あえて言いますが私は向上心の無い雑な仕事をする美容師が嫌いです。
専門学校で2年間練習。
時間にして3000時間。3000時間ですよ、3000笑
一般的にアシスタントがひと月に100時間練習すればやる気があると言われていますが、学生時代に2000、3000時間も費やしてわざわざ雑な仕事をして口コミにはクレームだらけな美容師になる方達が理解できません。
技術って完璧に理解する必要は無いんです。
正解は無いので。
ただ「なんでだろう」と思わなくなってしまったら成長はしません。
今流行りのショートボブの束感のある襟足は切れますか?適当にごまかしてないですか?
カットの理論が頭に入っていなければインスタの写真を見ても切り方がわかりませんよね。
困らないから勉強しない。そういう美容師友達は、遅かれ早かれ勉強したあなたの元に知識だけ奪いに連絡してきます。ノウハウ泥棒、いわゆるクレクレ君やテイカーと言われる人は残念ながら「友達」ではありません。
恐らくですが、あなたが困っても助けてはくれないでしょう。人を呼び出しといてお茶代も出さない方をよく耳にしますから。感謝もされず、時間と労力だけ奪う人と関わるのはやめてやる気のある方たちと人生を楽しみましょう。
このブログを見ていただいているやる気のある美容師さんには当てはまらないでしょうが、日銭は稼がない方がいいですよ。変な癖がついて仕事が雑になるので。
私は練習のために1500円カットで数か月バイトしていたことがあります。1日20人以上カットして月に400人以上はカットしていました。自分で期限を決めれるならアリだと思います。
ただずるずる働く方が多い。どうしても人間楽をしたいので集客しなくても毎日20人切れるならそっちがいいと思ってしまいます。
ただ仕上げが上手くならない。それはお客さんが仕上げを求めていないからです。
それより早く帰りたい。それに慣れて気付いたら切るしか出来ない美容師になっている。という方たちを多く見てきました。
笑顔
これは本当に残念なんですが売れていない美容師は卑屈なので笑うことが下手です。
毎日時間に追われてお客さんを無心で切るので笑うことがなくなってしまうのです。
笑わない人は人を喜ばすことが出来ません。現に低価格のお店ではお客さんの文句ばかり口にしています。
よく媚びたくないという美容師を見ますが、私にはひねくれているようにしか見えません。
媚びているというのは自分の方が客より下だと認めているから出る発想です。
売れる美容師は笑顔で接客し、客に「選ばせる」のです。
それが仕事の出来る美容師の余裕です。
もちろんお金という対価を払っているのはお客様ですので敬語、言い方に気を付けるのは当たり前です。ですが料金に見合ったサービスを提供しているのだから媚びる必要など無いのです。
低価格帯を選んでしまう美容師はどこか自信が無く、余裕がないように見えます。
実際カット料金が高い美容師の方が出来ないものは出来ないと伝え、自信を持って提案をしています。
楽しそうに仕事をすることでお客さんはリラックスし、他の美容師には話せなかったことを自ら話してくれます。好かれたいなら笑顔で話せと言いますよね!
自分のスマホの写真を見て笑顔が少ない方は、笑うことが臆病になっているかもしれませんよ。
美味しいものにお金を払う
デパート内の美容室で勤めていたアシスタント時代に、館内で北海道展をしていました。
お金持ちのお客様が多かったので少しでも話題になればと思い、他を我慢して黒毛和牛の弁当を食べていた私に先輩アシスタントが言ったことに驚きました。
「お前、何そんな高いもん食べてんだよ。」
びっくりして何も言えませんでしたが、恐らくうらやましかったのでしょう。
別に自慢をしたいのではありません。
高いと言ってしまえば終わりですが、これがほとんどの美容師が表参道で30歳を過ぎて働き続けることが出来ない理由です。地域やターゲットに合わせて生活レベルを上げ、自分に投資することが出来ない美容師が多すぎるのです。
表参道で働きたい。
なぜですか?
おしゃれな街だから?
おそらくおしゃれなお客さんが多数来るから。という意見が多いです。
客にお金は使わせるのに自分は使わない。街にお金を落とさない。
それで本当にお金持ちの方から選ばれるでしょうか?
コンビニ飯何歳まで続けるつもりですか?
お金持ちの方は新しいものはすぐに試します。
その感覚がわからないといけない。
美味しいものを食べていないというのはお金持ちにはすぐバレます。
稼いでも自分を磨きたくない。
という美容師は一度殻を破って担当しているお客様が通っている飲食店に行くことをおすすめします。
20代に貯金ばかりしていると人を喜ばすことが出来なくなります。
若い感受性を大事にして新鮮で色んな経験を積み、30代以降になったとき語れるかっこいい大人になりましょう。
これは余談ですがお客さんから差し入れ貰うと嬉しいですよね。
その時自分の趣味に合わないものが多い美容師だと、お客さんに美味しいもの食べてますと話してないからだと思います・・・
行きたいところに行く
こちらも食事と同様ですね。
実際、美味しいもの食べない、旅行行かないっていう美容師多いんですが残念ながら会話が壊滅的につまらないんですよ。テレビくらいしか話題がない。
地元でもいいんです。
綺麗なものを見て目を養いましょう。
駅ビルでウィンドウショッピングをしていても卑屈になるだけですよ。
私は東京都の稲城市出身ですが、稲城で一番桜が綺麗な場所、夜景が綺麗な高台、温泉で美味しいメニュー、どこの梨園が美味しいかまでお伝えすることが出来ます。
「知りません」「わかりません」ばかりの人と話しても面白くないですよね?
美容師を辞める
私は1年ほど美容師を離れています。
終電まで練習してるのに先輩の給料を知ってゾっとしたからです。
イヤイヤ続けられる仕事では無いです。そんな単純作業じゃない。拘束時間も長い美容室にイヤイヤ居ると美容師がキライになります。
他の仕事が出来るならいくらでもやるといいと思います。
ただ美容師はPC苦手も多く、潰しが効かないんですよね。
なので疲れたら休む。キライになるほど追い込まない方がいいです。
お客さんに八つ当たりしてしまう美容師も多いので。
離れると気付きます。本当にやりたいのかどうか。
特に練習はやりたくないと思っている限りは上手くなりません。
やるなら自分でスイッチを入れて美容師をやりましょう。
転職する
他業種にいけという話ではありません。
ヤバい美容師がいる。
ヤバい店だった。
こんな時は時間の無駄なのでさっさと逃げましょう。
美容業界は色んな方が変えようとしていますが本質を理解していないためなかなか変わりません。
低賃金しか貰えない美容室で働く美容師も悪いのです。
売上を上げれて素直に働く、そんな美容師が平気でダメな美容師オーナーの元で働くからオーナーの小遣いだけ増え、美容業界は変わらないのです。
搾取するオーナーはさっさとひとりにしてお客さんを抱えれない様にする。普通に働ける美容師がまともな給料を貰える。
これ以外に業界を変える手段が無いのです。
技術がとか、仕組みが等と言う美容師が多いですが、給与13万15時間労働。
なんていう大卒なら書類さえ送らない会社に平気で勤めてしまう美容師が多すぎるから結果困らないから「このままでいいや」というのが現状です。
残念ながら搾取する社長はあなたが辞めても何も思いません。
その時間を新しい美容室でお客さんのために使い、見合った給与を貰いそのお金で選ばれるために自分に投資するのです。
給与をくれないということは「あなたの売上が下がってもいい」という意思表示になります。
多くのことを学び年齢を重ねて魅力のある美容師になりましょう。
まとめ
改めて美容師は楽ではないです。
なのでやるからには覚悟を持って臨んでほしい。
でも本気でやればお客様が応えてくれる、楽しい仕事でもあります。
特に自分から逃げるとしんどくなる仕事かなと思います。
練習さえしていれば職場を探せる仕事でもあるので店を変えるのもありだと思います。
全国に25万軒ありますし。
何が足りないか明確にし、勉強する。
大変ですが結果は出る仕事なので実践しましょう!
質問はLINEにてお答えしているので気軽に聞いてください!
